Who is KAZU?

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ボイススタイリスト 。通称・うごき先生&ムッシュ倉持。アレクサンダーテクニーク教師。俳優として美輪明宏演出舞台に18年レギュラー出演。日本アレクサンダーテクニーク協会会員。ボディシンキング&シンキングボディ認定講師。中高国語教師資格所持。早稲田大学文学部日本文学科卒業。妻、長男と埼玉県越谷市在住。身長180cm、体重83kg。趣味は日本舞踊、太極拳、ジャグリング

2011年4月9日土曜日

変容のうねりの中心は?

ATの本格的トレーニングを始めて一年たった今年の初め
僕のことばで云うところの「背骨が通った」実感があり
それからは何となくではあったけど
「僕から見える世界が徐々に(でも確実に)変わっていく」
のを感じていました。

もちろんATの訓練としてはほんの入り口だろうし
それは確かに個人的な自分のなかのことなんですけれど
このたびの大震災にあたり
「その前と後ではもう世界が変わっているんだ」
という類いの発言をいろんなところでよく耳にするので
これは僕の個人的な変容とどう関わっている(いく)のだろう
という問いが僕に生まれていました。

大震災前後と云った場合の「世界」はそのまま「世界」かもしれないし
「日本」かもしれないし
「その人自身から見える世界」かもしれないし
「価値観」みたいなものかもしれない。
人それぞれ(もしかしたら時々で)
「世界」の見方や実感の仕方も違うのだとは思います。

僕も知人からのメールで「大きな変容のうねりを感じるね」と云われ
確かにそのことばには共感していましたが
そのうねりの<中心>はどこにあるんだろうという考えが残ってました。

で、やはり
そのうねりが自分の外に起こっていると考えると
自分にはどうすることも出来ないとてつもなく大きな力を妄想しだし
何かそれに巻き込まれていくような感じがして
とても不安な気持ちになりました。

この視点でものをみてるとろくなことにならないなあ
ヤバいなあ・・・と
したがってその考え方は選択しないことにし
「大きな変容のうねり」はやはり
自分自身に(から)起こっているんだと考えるようにしました。

もともと今年の始めから僕自身が実感していた「世界が変わる」様子が
このたびの震災をきっかけに
よりハッキリしたものになっていくのだろうと
そう思うとしっくりきます。

いくのだろう・・・なんてまるで他人事みたいだけれど
実際はそうではなく
これまで以上に思想を深めひとつひとつの行動を
明確に決心して覚悟を持って選択していきたいと強く望んでるということです。

今ありたい基本的な構えは出来ていて
それが震災で揺らぐことはなかったのだけれど
構えの質をより速く高めて早く次の段階に行きたい
というわずかに「焦った気持ち」があることは自覚しています。

でも焦りは今から離れる原因になりやすいですからね。
今にいてこそよりよい選択もできるわけですから。
だから今は
わずかだけれど確かに感じている焦りに焦点を当てて
それと向きあいながら日々を生きていこうと思います。

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