Who is KAZU?

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ボイススタイリスト 。通称・うごき先生&ムッシュ倉持。アレクサンダーテクニーク教師。俳優として美輪明宏演出舞台に18年レギュラー出演。日本アレクサンダーテクニーク協会会員。ボディシンキング&シンキングボディ認定講師。中高国語教師資格所持。早稲田大学文学部日本文学科卒業。妻、長男と埼玉県越谷市在住。身長180cm、体重83kg。趣味は日本舞踊、太極拳、ジャグリング

2011年5月30日月曜日

ずっとやりたかったことへ向かって

あれもやめるのか
これもやめるのか
まあ試しにやめてみよう

ひとつやめてみると
あたらしいものが見える
すると次にやめたくなるものが見えてくる

いろいろやめだすと世界が広がる
より繊細に世界が見えてくる
…ああ、これを見るわけね

そしてまた次にひとつやめ
ふたつやめ
ある時、やめるのが止まる

やめることがないわけじゃない
でも止まる
何でだろう?

怖い。。。うん
ここをもっと味わいたい。。。恰好つけ
これ以上繊細に世界を見るのがいや。。。ナルホドね

しばらくの間
恐れと好奇心が戦って
寄り切って好奇心の勝ち

勝ったのに進めないときは
人の助けを借りるのもいい
同じ道を歩いている人は結構いるものだ

そうやって
今度はあれやめて
次にこれやめて

ぼくはぼくになっていく
陽だまりのなか無邪気に駆けていたように
はるか昔夢見ていた道を本当に歩いていく

にこやかに
すこやかに
のろのろと

2011年5月16日月曜日

合意

とある出来事があって
深夜にせがれの眠る側で
夫婦でゆっくりと話をした。

いきさつとやりとりは端折って
いくつかの合意を得た。

「自分の人生の主役は自分にしよう」

「自分の人生の主役をせがれにしたり
せがれの人生の主役に自分がなったりはしないようにしよう」

「家族を支えたいならその前に自分で自分を支えよう」

「家族を護るためにまず自分で自分を護ろう」

「他人様や家族との付き合いかたを考える前に
まず自分自身との付き合いかたをちゃんと考えて実行しよう」

「家族の誰もがわが家の看板になれるよう各々が個々の務めに励もう」

どれも似たようなことだけれど
とても自分の肚に落ちる合意だった。
話しながら妻の背筋が伸びていくのが見えた。

その出来事は正直望ましいものではなかったが
最終的にはその出来事に感謝でき
まもなくそれは
大したことではなくなった。



+  +  +  +  +

ちなみに・・・

夫婦喧嘩じゃありません。m(_ _)m

2011年5月10日火曜日

無題

肯定しきれない自分の過去を
慰めきれない今の自分を
後輩を指導することで
消化してはいけない

人を導く立場にある者は
思わず…
本当に思わず、そうしてしまうことがある

…注意深くありたい

何の確証もないのに
ただ「ちょっといいかも」
っていう不安に満ちた直感を
後輩の指導に持ち込むことを
恐れてはいけない

人を導く立場にある者は
しばしば
本当にしばしば
その可能性を自ら閉ざす

…勇敢でありたい

でも
そんな先輩の未熟さや
そんな指導する者の恐れを
後輩たち…
指導を受ける者たちは

好奇心や向上心といった
純粋な寛容をもって
見事に昇華する

だから…

後輩を指導する者は
ゆっくりと
自分の過去を振り返ればいい
慌てずに
今の自分に向き合えばいい
安全な場所で…
自分ひとりで、もしくは安心できる人のもとで…

そして
自分の直感以外に何の確証もない
不安に満ちた新しいアイデアに
自らが先頭になって飛び込んだらいい

自分の未熟さを
自分の恐れを
自らの好奇心と向上心という
純粋な寛容をもって
浄化してあげたらいい

後輩たちがそうしているように

2011年5月9日月曜日

マジおもう

自覚があるにしろないにしろ
ヒーラーや
人助けをする役割りにある人や
人を導く立場にある人は
とにもかくにも
自分をきちんと整え
自身をしっかり護る方法を身につけないといけない

それはネガティブなエネルギーから自分を護る
ということではなく
自分が成すことができる素晴らしい能力を
充分に発揮するために必要なんだ

ある段階に於いては
その作業は苦行と感じるかもしれない
でもそれは大きな喜びへの下準備だから
にこやかに取り組めると思う

で、もし
そんなことをするのが嫌なら
苦行までして喜びを得たいと思わなければ
「いやだ!」とひと言いえばいい
すぐにその役から外してもらえるはずだ

そう
基本・・・
やりたくないことは
やらないほうがいい

マジそうおもう

2011年5月8日日曜日

2011『愛の讃歌』東京公演のつぶやき

すべての日ではないのですが
終演後千代田線の車内でツイッターしたものを中心に
ここにまとめてみました。

昼公演が多かったですが
せがれが風呂に入る時間に間に合うために
終演後はいつもせっせと足早に帰ってました。

読み返して見ると
自分がどんなことを思いながら芝居をやる役者なのか
客観的に観察できます。

他人様の評価でなく
自分の良い悪いの判断もなく
ただ自分が「どのステージも好き」と思え
悔いの残らないものであったことが
今年の収穫だったと思います。

全国公演もつぶやくつもりです。m(_ _)m

※ご存じない方のために
マチネとは昼公演、ソワレとは夜公演のことです。

+++++++++++++++++++++++++++

2011年04月09日(土)
今日の公演はマチネだけど外は雨で湿度が高い。劇場は面白いお天気で、いつもよりストライクゾーンが狭い感じ。でもその客席のエネルギーに引上げられ新しい緊張感の中で演じられました。お客さんのお陰で発見が出来た有難いステージでした。m(_ _)m

2011年04月10日(日)
同じ週末のマチネでもこんなに劇場のお天気が違うなんてね。まず外の天気からして全然違っていたもんなあ。だから舞台演技は面白い。終演後は日舞のお稽古。

2011年04月11日(月)
久しぶりの月曜日公演。夜公演ならではのダイナミックな劇場の気にぐいぐい導かれながら演じました。外は雨だったそうで…今は止んで涼しいです。

2011年04月12日(火)
晴天マチネ。予想以上にダーク&クールな演技が劇場に馴染んだ。意外と脚が長いんですね…と言われた。意外は俺の方です!

2011年04月15日(金)
休養充分の上にフライデーナイト。どんなにサイズのでかいエネルギーもいくらでも受け取ってくれる客席。余り好みでなかった金曜夜の演じ方のヒント見えたかも。楽しい一番でした。

2011年04月16日(土)
客席陽、芝居陰で流していって、最後はカーテンコール大声援。昼の佳い典型かな…。少し汗をかいたけどもうちょっとだけ涼しく演じたい。

2011年04月17日(日)
一期一会…二度と同じ芝居はない、なんて素晴らしいことだろう。天気よかったし、俺としてはやっぱダーク系で各色揃えた感じ。お客さんみんな幸せそうだった。明日からアトリエSYMBION!

2011年04月19日(火)
夜だし天気荒れて寒くなってきたから今日の公演は熱くなるぜって言ってたら本当にカーテンコールまで熱くて、ほらな!って言ったら最初に熱く始めたのはカズさんでしょ!?ってノリピーに言われた(^_^;)でもそうしたくてした訳じゃないのよ。ソワレ少ないから楽しもう…♪

2011年04月20日(水)
一言だけ、ブレス残っていたのにいつもしてるからって盗んで一瞬息入れたら…それだけでモメント逃した(^_^;)それくらい今日はテンポが大切な一番だった。月曜日の右肩詰まりは後戻りでなく、新たな進展だと思えてきてる!新しい自分で今日も幕が降りた。

2011年04月22日(金)
いつになくいろんな種類のエネルギーが充ちた劇場。役割りを演じるのが役者なんだけれど、こういうお天気の日はもっともっと「ひろく」「おおきく」演じられるようになりたいなとマジ思う。もちろん座長はそうされて総立ちのカーテンコール。

2011年04月23日(土)
こんな最初から護られた舞台は久しぶり。こうなると役者としては演じる必要がなく、ただいるだけで善いっていうくらいになる。カーテンコールの時吹いてた風…気持ちよかった。

2011年04月24日(日)
今日は確か最初に完売になった回。盛上りは必至!?金曜に気づいた自分のユースのやり過ぎを昨日今日と探って最後の出番で新しい声を見つけた。

2011年04月26日(火)
東京最後の夜公演でした。早いですがひとつの千秋楽でした。ふとしたところでちょっとした間…魔?が差し込んでくる日だったけど、集中していれば何でもなくて却って新しい発見にも繋がるわけです。面白かった。二日休演してGW突入です♪

2011年04月29日(金)
休演日もSYMBIONだから、今日から5日までGWは休まず駆け抜ける。銀座残り6ステージ!

2011年05月01日(日)
マチネだけで続くと劇場全体の空気の繊細さが増す気がする。でもそれは演技のストライクゾーンが狭まることにもなるから、難易度も増す。ポイントはやはり 「抑制」だ。やらなくていいことはやらない。本当にやるべきことだけをやる。やり過ぎは流れもダイナミズムも失う。勉強になるなあ。

2011年05月03日(火)
マチネの夜シーンとかってすごく創造的な作業で、今日みたいになると演じてて本当に楽しい。いつもより客席静かなんだけどダイナミックな芝居を凄く求めていたのがわかった。案の定芝居終わって一転カーテンコールは今年一番の盛り上がりだった。

2011年05月04日(水)
何でもそうだろうけど「序盤」って難しい。でも開演直前に舞台袖で美輪さんから頂いたアンサンブル全体へのアドバイスが凄く支えになってみんな迷わず飛び込めた。全般的にいつになくカラフルな芝居になったと思う。

2011年05月05日(木)
右半身が新しくなれば自ずと左半身も変化していく。言葉にするならセンタリングか。そうやって私は「さかな」になっていく。東京楽日にここまで来れたか。実に面白い。銀座に感謝♪

2011年5月5日木曜日

自尊 自励 自奏

自らを尊重し

自らを励まし

自らを奏でる

これがわたしが生涯探求し続けたいことだ

わたしはこれらをしたいと思っていることに
ある時期まで気付かなかった

今からすればどうやら自分の無意識は
これらを求めてきたのかもしれないと思える

今となっては
自分の人生に於いてしないではいられない
と、こころから望んでいる

その術はこれらの行動をし続けたことによる
副産物として自然に形をなすだろう

もし望む人があればそれを伝えることも
わたしの喜びとなるに違いない

自らを尊重し

自らを励まし

自らを奏でる

これがわたしが生涯探求し続けたいことだ

2011年5月4日水曜日

2011年5月1日日曜日

今、自分が意識的に選びたいこと

何かを学ぶ時や
人の話を聞いたり
何かを見たりしたとき
そして、実は演技の最中(相手役の台詞を聞いてる時)もそうなんだけれど
僕らは自然と
これまでの自分の経験や知識と照らし合わせて
その回路の中で
その情報を理解しようとする。

ある意味これは大切な
優れた能力なのかもしれないけど
最近僕は
この作業をできるだけしないで
人の話を聞いたり(相手役の台詞を聞いたり)
モノを見たりしたい(状況を受けとめたりしたい)
と思う。

人と話をしていてよく感じるのは
自分も相手も
その話の内容を
自らにとって都合の良いように
自らの理解できる範囲で
解釈してしまっていることだ。

「今はこの人には僕の言いたいことが伝わってないな」
ってことが会話の中でわかることがある。

同じように
僕もこの人の話を本当に丸ごと聞いているだろうか?
そう疑問に思うときが多々ある。

そんなことに気付いた時にふと考えた。

「わかる」ってどういうことだろう?

そもそもその場で「わかる」必要があるのだろうか?
すぐにわからないといけないの?

すぐに理解しようとすることは
実はそれを丸ごと受けとらずにいることなんじゃない?
(演技に関して言えば、わからないとできないの?)

自分が好きなものだけ食べてるのと同じで
丸ごと食べてから要らんものは排出するのとは
まったく異なる行為だと思う。

そういうわけで
今、自分が意識的に選びたいことは

理解しようとすることをまずやめて
自分の全体で今ここに居つづける

特に考えを持って今ここでの出来事に
解釈や判断を下しさない
ましてやそれで固めない

からだを変な風に使って流れを滞らせない
全身全霊で今ここに居つづける

ってこと。

今ここに居つづける
っていうのは
今ここに自分が属するんじゃなくて
今ここを自分のなかに統合するほうのやつ

これは全然違うから要注意。

ちょー自分のサイズを大きくして
この目前の出来事を丸ごと受けとめる

ってこと。

ん〜、ぶっちゃけ「生きる」ってこれだけでいいんじゃない?

大丈夫
消化不良起こしたら吐き出せばいい
自分のなかに入ったって要らんものは時期に排出される

難しいのは
無意識の習慣的反応を抑制することだ
これをしちゃうと丸ごと受けとれなくなる

まあ注意をすることだ
注意をしても簡単にはいかない
でも、とにかく練習することだ